2008年12月16日

良品計画残業ゼロへの取り組み

こんばんは。社労士の近藤ですわーい(嬉しい顔)今年も残り半月ですねあせあせ(飛び散る汗)

2007年3月5日号のプレジデントに掲載された記事のようなので、ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、「プレジデントロイター」というサイトで記事を見つけ、興味深かったので紹介したいと思います。。

良品計画と言えば、あの「無印良品」の会社です。
余談ですが、個人的には学生時代からのファンで、洋服、小物、化粧品、インテリアと無印良品の品々に囲まれながら生活しています。シンプルで使いやすく、飽きがこなくて長持ち、いいですexclamation

同社は、2006年11月から本部勤務社員300人を対象に毎週金曜日(12月からは木曜日も)の夜7時以降の残業を禁止し、今年1月からは毎日の夜7時以降の残業を全面的に禁止しました。

この取り組みが成功しているのは、残業をなくすための本質的な問題を解決しているからだと思います。

残業をどうやってゼロにするかという方法論ではなく、「残業ゼロ」ありきで社員に仕事のやり方を見直させ、「不必要な業務の廃止・縮小を含む効率化」を推進することにより生産性を上げていくという取り組みです。

そして実際の取り組みとしては、
・業務の「標準化」
・業務の「見える化」
の2つを徹底しています。

具体的には、
・ホワイトカラーの本社の業務を各部門ごとに基準書(マニュアル)に落とし込み、プロセスを標準化する。
・社内の部門別の残業実績や定時帰宅日実施状況、プロジェクトの進捗などが一目でわかるように「見える化ボード」を掲示。
・販売計画の報告書を従来の60ページからA4判3枚に限定し、意思決定のスピード化を図る。
・「業務標準化委員会」を発足。などです。

このように「なぜ残業をするのか?」を外部の理由ではなく、社内や従業員一人一人の内側に求めたことが成功の要因なのだと思います。

仕組みを変えずに個人の頑張りだけでは本質的な問題は解決できないということですね。

どちらかというと力づくで仕事を片付けていく私にとって、業務改善は日々の最重要課題ですぴかぴか(新しい)


ブログランキングに参加しています。ぜひ、応援の1クリックをお願いしますm(_ _)mひらめき
ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村 士業ブログ 社会保険労務士(社労士)へ


2008年12月03日

今こそワークシェアリングなのかも!


皆さんは、ワークシェアリングという言葉を知っていますか?
私は、ワークシェアリングがどういうものなのか初めて知ったのは社会保険労務士の試験勉強をしている時でした。一応中小企業で人事担当をしていたにもかかわらず(私が受身だったたけかもしれませんが)、全くそのような情報は入ってこなかったという状況です。
恐らく今もさほど変わっていないのではないでしょうかexclamation&question

前置きはこの辺で。。。
ワークシェアリングとは、一人当りの労働時間の短縮あるいは互いに職務を分け合うことによって、雇用を維持・創出し、失業者の発生をおさえようという考え方のことです。

日本では、なかなか導入が進んでいませんが、ヨーロッパの国々ではワークシェアリングのさまざまな試みを行っており、一定の効果をあげている国々としてフィンランド、ベルギー、スウェーデン、アイルランド、デンマークなどがあります。

ワークシェアリングを実施した国々はすべてその出発点において、高失業という雇用情勢の悪化が背景にありました。
つまり、今こそ日本でもっとワークシェアリングの導入を進めていく時なのかもしれませんひらめき

非正規雇用の方々の雇い止め、新卒の内定取消し、人員削減・・・
負のスパイラルを抜け出すためには、まずは雇用守ることが本当に大切だと思うのです。しかし、企業の状況も厳しいので、難しい問題ですたらーっ(汗)

最後になぜ日本にワークシェアが根付かないのか・・・
・長時間働くことが勤勉だ
・一家の担い手であるからより多く稼ぎたい
・長時間働き続けないと自分がリストラされてしまう
・これは自分の仕事だから人には渡さない
・失業したのは自己責任だ
少し辛らつですが、こんな感じなのではと思っています。

止まない雨はない 明けない夜はない
お互いの多様性を認め合う世の中であってほしいものです。


12月1日に「短時間正社員導入ナビ」というウェブサイトがオープンしました。これは、厚生労働省が民間企業(アイデム)に委託して運営しているもので、短時間正社員制度の概要や取組み
事例、導入手順などについて情報を提供しています。
http://tanjikan.mhlw.go.jp/index.html


ブログランキングに参加しています。ぜひ、応援の1クリックをお願いしますm(_ _)mひらめき
ブログランキング・にほんブログ村へ

2008年11月21日

ハタラキスギ


労基法改正案、衆院通過=60時間超の残業代割増率50%に
11月18日13時19分配信 時事通信

長時間労働の残業代引き上げを柱とする労働基準法改正案は18日、内容を修正した上で衆院本会議で可決された。与党・民主党間で修正の合意がまとまったため、参院での審議を経て可決、成立する見通し。2010年4月に施行される。
 修正案は、時間外労働の賃金割増率(現行25%以上50%以下)を、月60時間を超える分について50%以上に引き上げる。長時間の残業に歯止めを掛けるのが狙い。ただ、中小企業には当面適用を猶予する。このほか、月45時間を超える分の割増率について、企業規模を問わず、25%を上回るよう努力義務を課す。
-------------------------------------

残業に歯止めを掛けるのが狙い・・・?
割増率を上げる→残業がなくなる という図式が私にはどうやっても理解できませんたらーっ(汗)

ちなみに左斜め下ような判例があるので紹介します。

「例外的である過重労働につき、使用者に割増賃金支払義務を課すことによって、間接的にその労働が抑制されることを期待し、もって法定労働時間制、週休制の実効性を確保するとともに、例外的な過重労働により労働者のもたらされた肉体的、精神的負担、自由時間の喪失に対する特別な補償を図ることにある。」(共同輸送事件大阪地裁1997,12,24)。

判例による割増賃金の趣旨から考えると、実際に長時間労働をしている労働者への補償ということでは意味あることなのかもしれませんね。

しかし、本当に残業を減らすためには「残業の原因を明確にして、それを解決すること」しかないと私は思っています。

その原因が自分でコントロールできるものなのか、できないものなのか、それも重要な要素です。

自分でコントロールできる場合は
・仕事に対する自分の考え方を変えてみる
・実際の働き方を変えてみる
ということが必要だと思います。

「自分の考え方を変える」というのは、自分と仕事の関係を見直すということです。私たちは、1日の大半を仕事のために費やしています。結果として人生のうちの大変多くの時間を仕事に費やすこととなります。自分の人生の中で仕事がどんなポジションにあるのか考えることが大切なのではないでしょうか。

「働き方を変える」というのは、同じ時間でより多くの成果を出す、またはより短い時間で同じ成果を出す働き方をするということです。あくまでも仕事は人生の一部です。家族や友人との交流、趣味、ボランティア活動、健康管理、自己啓発など仕事以外の部分で人生を楽しく豊かにするものがたくさんあるのでそういうことにも時間を費やしたいですね。そのために、効率を上げて時間を節約する自分なりの仕組みを作りだすことが必要だと思っています。

問題なのは、自分でコントロールできない場合です。
その場合、会社の考え方や仕組み自体を見直さなければならないので、会社として労働時間に関する取り組みが必要になるでしょう。

残業を減らすには、会社とひとりひとりの従業員がともにワーク・ライフ・バランスに取り組むのが大切だと思いますぴかぴか(新しい)

ハタラキスギ


ブログランキングに参加することになりました。気が向いたらクリックしてくださいひらめき
ブログランキング・にほんブログ村へ

2008年11月17日

1日1日を大切に♪


こんばんは。今日もつたないブログを見に来ていただいてありがとうございますわーい(嬉しい顔)

最近、気ばかり焦ってなかなか仕事が進まなかったり、あっという間に一日が終わってしまって、「あ、やり忘れた」ということがあったり・・・たらーっ(汗)

そんな時は、「メモの活用」と「集中力」が大切ですね。
まず「メモの活用」ですが、私は、本田直之氏の「レバレッジ時間術」で紹介されている「タスクリスト」を真似しています。これは最優先課題である仕事をA4用紙(裏紙でOK)に手書きで書き込むというものです。そして、忘れてはいけないことや後日やることは手帳にリスト化しておきます。

私の場合、「メモの活用」がきちんと実行できている時は、何か思い出したりする必要もないので、集中力が増します。

そして、仕事がスムーズに進んだ日は、その日1日がしっくりいって、帰ってから作る夕食の段取りも上手くいき、しかも美味しいものが出来上がったりしますぴかぴか(新しい)

時々グダグダな夕食になる時があるのですが、そういう日はその日1日を少し粗末にしてしまった日なのかもしれません。

1日1日を大切にすること、時間を無駄に使わないように心がけることがいろいろな成果に繋がっていくんだなと思っています。

2008年10月31日

私的ワーク・ライフ・バランスとは


こんばんは。3日連続のセミナー・勉強会が終了し、今晩は久々にゆったりとした時間を過ごしていますぴかぴか(新しい)

さて、最近よく耳にするワーク・ライフ・バランスですが、皆さんはご存知でしょうかexclamation&question

もともとは、政府が少子化による対策として推進している施策のひとつで、現在の働き方を見直し、仕事と生活を調和が実現した社会を作っていこうという動きです。
現在の取り組みは、「生活」と言っても、「育児」ばかりが強調され、両立支援策という面が強い気がするのですが、いかがでしょう。少子化対策なので仕方ないですがたらーっ(汗)

私としては、「ワーク・ライフ・バランス」を実現することによって、全ての働く人−老若男女、独身者、DINKSも含め−が仕事を通じて人間的に成長したり、人との繋がりを大切にし、充実していると感じながら毎日を生活できる社会になればと考えていますわーい(嬉しい顔)

しかし、これだけではただの理想論。
働く人だけでなく、企業においてのメリットも大きいということを具体的にアピールしていくことが大切だと思っています。

2008年10月21日

ストレスを溜めていませんか?


少し前のことになりますが、今月10に厚生労働省が「2007年労働者健康状況調査」を発表しました。

http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/saigai/anzen/kenkou07/index.html

「仕事や職業生活に関する強い不安、悩み、ストレスがある」と答えた人はは58.0%で、ストレスの内容は「職場の人間関係」が38.4%、「仕事の質」が34.8%、「仕事の量」30.6%が上位を占めています。

この数字を多いと捉えるか、少ないと捉えるかは、いろいろな意見もあるかと思いますが、私は、約6割もの労働者が仕事に関し何らかの「ストレス」を感じているということに注目しています。

そして、ストレスの増大によって心身の健康障害を引き起こしたり、さらには自殺や過労死という最悪の状況となるということが現実の社会で起こっており、その問題が深刻化していることはとても悲しいことです。

さて、「ストレスは心身の健康障害を引き起こす」ことは皆さんも御存じのとおりですが、そのメカニズムについてお話したいなと思います。

ストレスは、原因となるストレッサー(ストレス要因)とストレッサーによって引き起こされるストレス反応を合わせたものを総称した呼び名です。

職場や家庭での人間関係、長時間労働や過重な責任など個人にとって負担や負荷となる外部からの刺激や要請などがストレッサーとなり、それによって引き起こされた不安や怒り、不満などの心理的反応、また疲労感、食欲不振、不眠などの身体的反応という形でストレス反応が現れるというわけです。

ストレッサーに直面すると脳の中枢神経系において神経伝達物質が生成・伝達され、自律神経系や内分泌系、免疫系に影響を与え、心身へのいろいろな症状として現れるということです。

以下の項目に当てはまるなぁと思ったら、少し立ち止まって自分の心や体と対話してみて、無理に頑張り続けないということも大切だと思います。

心理的なもの
・態度が落ち着かずイライラする。
・人との付き合いを避けるようになる。
・今まで好きだったことにも意欲がなくなる。
・寝つきが悪い。眠った気がしない。朝早く目が覚める。
・仕事の効率が悪くなっている。
など

身体的なもの
・頭痛
・腹痛、下痢、便秘
・胸痛
・動悸
・喉のつかえ感
・息苦しさ
など

仕事が忙しく、睡眠時間が取れなかったり、ゆっくり休めなかったりする方も多いと思いますが、病気になってしまっては元も子もないですね。万が一病気になってしまったら、本人はもちろんのこと家族や周囲の方々もとても辛いと思います。

一人ひとりが自分のストレスに気づくこと、ストレッサーを少しでも軽減させることが大切だと思います。そして、本人が気づいていないような状況でしたら、周りの人が一声かけてあげて欲しいなと思います。

また、自分でコントロールできないときは、専門家に相談する方法もありますので考えてみましょう。